2017 Fiscal Year Research-status Report
アクティブ・ラーニングによる深い学びを促進する評価指標の開発
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17K04339
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
平 真木夫 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50312690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田幡 憲一 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (00236720)
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 深い理解体験 / 学校生活 / 日常生活 / 公開研究会 |
Outline of Annual Research Achievements |
現職教員を対象とした教育評価に関する公開講座を開催し,現状における教育評価の方法などを把握できた。 深い理解について学生を対象とした調査を行った。調査は講義の課題の一環として行われ,以下のように学校生活と日常生活における深い理解の実態について調査した。 『小学校から大学まで含めて,これまでの学校生活(塾・予備校含む)の中で「深い理解をした,納得した」と感じた経験があったら,それは具体的にどのような場面だったか,そこで獲得した知識(技能・態度含む)を記述しなさい。また,NHKの教養番組,ブラタモリなどの教養系の番組を視聴しているとき,あるいはアルバイト先など日常生活において,同様に「深い理解をした,納得した」と感じた経験があったら,それは具体的にどのような場面だったか,そこで獲得した知識(技能・態度含む)を記述しなさい。そして,その体験は学校の体験と異なるところがあるか考察しなさい。』 学校生活において最も深い理解を感じた科目が算数・数学で,日常生活で深い理解を感じたものはアルバイト(接客業)と教養系のテレビ番組であった。 算数・数学においては公式の導出過程など有意味理解を中心に報告された。具体的には,以下のようなものであった。『授業で数学の公式はたくさん出てくるが、1年生の時の数学の先生はなぜその公式になるかまで教えてくれた。今までだとそれを使って問題を解く経験しかなかったので、なぜその公式になるかまで学んだときは納得したし、深い理解を得たと感じた。』 学校における深い理解は「知っていること」と「知っていること」を結びつけて深い理解に繋げるのに対し,教養系番組の深い理解は「知らないこと」と「知っていること」を結びつけて深い理解に繋げるということであり,学校の深い理解は知識の深化,番組等の深い理解は新たな知識の習得という点で異なっていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究協力校で主要な担当者が異動したため実践が予定した成果より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力校で新たに研究体制をととのえ実践をより積極的に進められるよう努める。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が発生した主たる原因は,業務多忙による研究に費やせる時間の減少だと考えられる。それによって生じた次年度使用額を利用して統計ソフトを購入する予定である。
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Research Products
(6 results)