2018 Fiscal Year Research-status Report
An examination on a cultural difference in theory of mind among Japanese, Australian, and Iranian children
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17K04386
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
東山 薫 龍谷大学, 経済学部, 准教授 (40563763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板倉 昭二 京都大学, 文学研究科, 教授 (50211735)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 幼児 / 心の理論 / 実行機能 / 集団主義対個人主義 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人の調査協力者を集め,今年度で16名の調査を実施した。それぞれ2回調査を行い,親には次の4つの尺度を実施した。「乳幼児に必須な養育環境」「慶應版ウィスコンシンカード分類検査(実行機能における認知的柔軟性または葛藤抑制を測定)」「3歳以上にはPARS-TR,4歳以上のはSCQ(自閉スペクトラム症の有無を測定)」「Individualism vs. Collectivism(集団主義傾向か個人主義的傾向かを測定)「Authoritative items vs. Individualism items(子どもに対して敏感で合理的な要求をするか(Authoritative),子どもを服従させることに対して何の疑問も持たず,過度にコントロールしようとするか(Authoritarian)を測定)」。子どもには「心の理論課題」「PVT-R(言語能力を測定)」「赤/青課題(抑制制御の中の葛藤抑制を測定)」「タワー課題(実行機能における遅延抑制を測定)」「誤信念課題2種(位置移動タイプ2種と予期せぬ中身タイプ1種)」「修正版DCCS(実行機能における認知的柔軟性または葛藤抑制を測定)」「単語逆唱スパン課題(実行機能におけるワーキングメモリを測定)」「説得課題」を実施した。最後に親子で「文字のない絵本を読む場面」「ブロック作成場面」「自由遊び場面」を観察し,言語使用について見た。 各年齢において少なくとも15名ずつ調査を実施したいと考えているため,引き続き40名程度の調査が必要となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実際に調査を始められたが,3倍程度の調査協力者が必要であり,8月までに実施完了の見込みであるが,当初の予定からは遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
オーストラリアのデータを得ることが難しいかもしれないため,日本人のデータのみとなる可能性が高い。
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Causes of Carryover |
次年度に本格的に調査を始めるために,謝礼を次年度に回す必要があったため。
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