2021 Fiscal Year Research-status Report
神経発達障害にともなう視覚情報処理困難の支援に向けた神経心理学的検討
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17K04387
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
加戸 陽子 関西大学, 文学部, 教授 (10434820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞田 敏 広島文化学園大学, 学芸学部, 教授 (60098126) [Withdrawn]
荻野 竜也 中国学園大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90335597) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 神経発達症 / 書字のつまずき / 視覚情報処理 / Rey複雑図形検査 / 神経心理学的検査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では神経発達症をともなう子どもの書字のつまずきに対し、神経心理学的検査を中心とした各種心理アセスメントによる認知特性の検討を行い、教育的支援の一助となることを目的とする。 本年度のデータ収集はCOVID-19感染流行拡大に伴い、わずかな実施回数に留まった。研究報告として、書字技能および各神経発達症における書字のつまずき(文字そのものの書きづらさ)に関する論文のレビューを行い、書字技能の発達過程と技能の諸側面に関連する認知・運動機能および、つまずきの特徴と背景要因に関する研究動向を整理した。書字のつまずきの特徴と背景要因は各神経発達症によって異なる点が多く、支援の際には個別のつまずきの特徴を明確化することの重要性を指摘するとともに、今後のデータ分析における示唆を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大により、県をまたぐ移動および個室での検査実施が難しいと判断し、中止しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
感染流行状況に留意しつつ、研究協力機関と相談の上、データ収集が可能と判断された場合には協力者に十分な説明と感染対策を行って再開したい。
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Causes of Carryover |
OVID-19感染拡大に伴い、データ収集を中止したため。今後データ収集が可能と判断される時期が来た際には、それに伴う諸費用として使用していきたい。
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