2018 Fiscal Year Research-status Report
叱る側と叱られる側双方の性格特性に着目した叱り方の評価次元の分析と実践活用
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17K04388
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Research Institution | Baika Women's University |
Principal Investigator |
阿部 晋吾 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00441098)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 叱り / 性格特性 / 親子関係 / 教師生徒関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、叱り方の評価次元を新たに解明し、性格特性と叱り方および叱りの受けとめ方との関連を新たに解明することである。30年度は調査Ⅰとして、親子ペアデータを取得し、叱り方の評価次元に関する項目の吟味と、性格特性との関連性を予備的に検討するための質問紙調査を実施した。ウェブ調査を専門とする調査会社で保有しているマスターサンプル(調査モニターとしてあらかじめ登録し、性別、年齢、婚姻状況、子どもの有無などの個人属性が確認・整理されている標本集団)から抽出された中学生とその親、計417組を対象として実施した。対象者それぞれの性格特性を測定した上で、中学生には、親からの叱られ方について、また親には、こどもへの叱り方について回答を求めた。31年度中に調査Ⅰのデータ分析および学会での成果発表を行うとともに、その成果を踏まえての調査Ⅱを実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は29年度中に調査Ⅰを実施、データ分析を行う予定であったが、先行研究の収集・整理に時間がかかったため、調査Ⅰの実施が30年度になった。そのため調査Ⅱの実施は当初30年度だったのが31年度の実施を予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
31年度の早い時期に調査Ⅱを実施し、できるだけ早急にデータ分析を進めることで、研究計画の遅れを最小限にとどめる予定である。
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Causes of Carryover |
調査Ⅱを30年度中に実施できなかったため、その予算分が残った。調査Ⅱは31年度中の実施を予定している。
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