2020 Fiscal Year Research-status Report
叱る側と叱られる側双方の性格特性に着目した叱り方の評価次元の分析と実践活用
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17K04388
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
阿部 晋吾 関西大学, 社会学部, 教授 (00441098)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 叱り / 性格特性 / 親子関係 / 教師生徒関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、叱り方の評価次元を新たに解明し、性格特性と叱り方および叱りの受けとめ方との関連を新たに解明することである。令和元年度は、調査Ⅰとして実施済みの母子ペアデータの分析および学会での成果発表を行うとともに、その成果をふまえて対象を拡張するための予備的な調査として、教師を対象に質問紙調査を実施した。ウェブ調査を専門とする調査会社で保有しているマスターサンプルから抽出された小・中学生の子をもつ教師(学校教員だけでなく塾講師も含む)男女500名を対象とし、自分の子どもに対する叱り方と、教師として生徒に対する叱り方の両方について回答を求めた。つまり、同じ人物においても、誰を叱るかによってその内容や影響過程に違いがみられるかを検討した。令和2年度はこのデータの分析および学会での成果発表を行った。令和3年度は調査Ⅱとして学校現場において教師と生徒を対象とした調査をすみやかに実施して成果発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初は令和元年度中に調査Ⅱを実施、データ分析を行う予定であったが、調査実施先の都合を考慮して、令和2年度4月以降に実施することとなった。その後コロナ禍の影響により調査実施ができない状況となったため、この調査の成果発表(学会発表、論文投稿)についても未実施の状況である。そこで期間を延長し、これらを令和3年度中に実施することを計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度の早い時期に調査Ⅱを実施し、できるだけ早急にデータ分析を進めることで、年度内にすべての計画を完了する予定である。
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Causes of Carryover |
当初は令和元年度中に調査Ⅱを実施、データ分析を行う予定であったが、調査実施先の都合を考慮して、令和2年度4月以降に実施することとなった。その後コロナ禍の影響により調査実施ができない状況となったため、この調査の成果発表(学会発表、論文投稿)についても未実施の状況である。そこで期間を延長し、これらを令和3年度中に実施することを計画している。
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