2021 Fiscal Year Annual Research Report
Young adults' reflection of cognitive-behavioral intervention received as their childhood or teenage years.
Project/Area Number |
17K04409
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
神村 栄一 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (80233948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 恒彦 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (60589084)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / 児童期 / 思春期 / 後ろ向き研究 / 半構造化面接 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、5年計画の研究の5年目にあたる。研究協力について合意を得た方からのデータ収集および、研究成果発表の準備、を継続して行ってきた。前年度までと同様に、遠隔地にいる研究協力者(候補者、協力内定者)でも基本的な情報を得ることができるよう、Google Form「思春期・青年期に認知行動療法を受けた経験を持つ方に対する調査」(https://docs.google.com/forms/以下省略)を作成し、入力の協力を得た。その結果、有効な回答として、39件の協力を得た。現在のところ、回答データのコード化、統計解析を行っている。 この他、遠隔会議システム(zoom)を用いて、7名の方から半構造化面接への協力を得た(1部に協力合意があるものの実施できていない方もあり、2022年度も継続してデータを収集、追加する予定である)。この結果についても、コード化と統計解析をすすめている。さらに、問題の継続や症状の残遺、ないし再発再燃している生活上の困難があるため、成人後に再来談の希望があった若干名の調査協力者について、あらためて協力を依頼し、思春期に受けた認知行動療法への取り組みと、成人してから以降のそれを比較した上での感想を、やはり半構造化面接において紹介いただき、複数のケーススタディとしてまとめていく作業を進めている。 研究報告の準備としては、国内の認知行動療法関連の学会である、日本認知・行動療法学会第48回大会(10月上旬に開催予定)において、収集されたデータを発表する予定である。また、論文としてまとめ、投稿する予定である。
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Research Products
(4 results)