2022 Fiscal Year Research-status Report
社会的立場と性ホルモンの交互作用による注意制御の適応的メカニズムの解明
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17K04511
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Research Institution | Kobe Shinwa Women's University |
Principal Investigator |
犬飼 朋恵 神戸親和女子大学, 文学部, 准教授 (10531684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河原 純一郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (30322241)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 性ホルモン / 注意制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初大学生を対象にした実験計画を立てていたが,コロナ禍により実施が困難になったため,対象を幼児に変更した。これにより,実験計画の大幅な変更を余儀なくされた。 昨年度幼児を対象に注意の捕捉と注意の瞬き課題を用いて実験を行ったところ,女児に比べて男児の方が課題成績の低下が見られた。そのため,実験で使用する刺激の再選定などを行い課題の難易度の調整を行っている。また,実験に最後まで集中して参加できるように,実験時間の短縮を見据えた実験条件の調整なども行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍により実験計画の大幅な変更が余儀なくされた上に,産前産後休業及び育児休業のため年度半ばから研究を中断していた。そのため,計画の遂行に遅れが見られる。
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Strategy for Future Research Activity |
実験の結果から,注意課題の成績は女児に比べ男児の方が低いことが示された。統制条件でも同様の結果が認められたことから,課題の難易度等を調整する必要がある。そのうえで,性ホルモンが注意機能に及ぼす影響について発達的観点から検討する。
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Causes of Carryover |
産前産後及び育児休業を取得したことにより,年度半ばから実験を中断した。そのため,次年度使用額が生じた。今年度は実験に必要な機材の購入費用や実験実施に伴う費用などにあてる。
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