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2017 Fiscal Year Research-status Report

東北地方における女子ミッション教育の戦後史

Research Project

Project/Area Number 17K04570
Research InstitutionTohoku Gakuin University

Principal Investigator

片瀬 一男  東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 天童 睦子  宮城学院女子大学, 一般教育部, 教授 (50367744)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords女子教育 / ミッション教育
Outline of Annual Research Achievements

まず、9月には白百合女子大学の大迫章史准教授を招き、歴史学の立場から日本における女子ミッション教育の歴史について専門的知識の提供を受けた(この研究会は宮城学院女子大学で同大学キリスト教文化研究所との共催で行われた)。研究会終了後、科研費のメンバーで研究の進め方について打ち合わせを行い、今年度は同窓生のインタビューならびに宮城学院130年記念の同窓会誌への寄稿文の内容分析を中心に研究を進めることがきまった。
そのため、天童を中心に宮城学院同窓会に協力を要請し受諾を得た。同窓生へのインタビューは9月より開始し、まず仙台で2名、秋田で2名、また11月にはさらに仙台で1名の同窓生に対して行い、その記録を筆耕する作業を学生アルバイトを雇って行ったが、年度内にすべてを完了することはできなかった。
同窓会記念誌については、これを読み込み、テキストファイル化するためのスキャナーを購入し、作業を始めた。当初は同窓会誌のスキャンも考えていたが、印刷が活版印刷によるもので、保存状態からしてもテキストファイルの作成は困難と判断されたので、130年記念誌の寄稿文のみを行い、第2集(第1集は中学・高校編)のスキャンとテキスト化を行い、これを完成させた。
今後は残されたインタビューの筆耕および記念誌第3集のテキスト化を行い、その内容分析を行うことにしている。分析に当たっては、卒業コーホート別にテキストを分類し、インタビューから得られたライフコースデータまた記念誌の末尾にある学歴・職歴データも利用しながら、女子ミッション教育が女性、とりわけ地域のエリート女性のライフコースの展開において果たした役割を解明する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

インタビューの筆耕は遅れているが、同窓会記念誌のスキャンとテキスト化はほぼ終わり、内容分析の準備が整ったから。また5月の宮城学院同窓会のホームカミングディでも2名の同窓生とインタビューのアポイントメントも取れている。
さらに今年は京都大学教育学研究科の稲垣恭子教授を仙台に迎え、宮城学院女子大学キリスト教文化研究所と共催で公開研究会も予定している。

Strategy for Future Research Activity

引き続きインタビューの筆耕をすすめ、同窓会記念誌のスキャンとテキスト化も終え、それをテキスト解析のためのKHCorderをもとに分析を行う。その結果は対応分析や共起ネットワーク、クラスター分析などの統計手法によって構造分析を行う。
また、上にも述べたように、今年は京都大学教育学研究科の稲垣恭子教授を仙台に迎え、宮城学院女子大学キリスト教文化研究所と共催で公開研究会も予定しているが、上記の分析結果はその研究会で報告を行う予定である。

Causes of Carryover

インタビューのテープ起こしが遅れたため、次年度の支払いにまわす。

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Published: 2018-12-17  

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