2019 Fiscal Year Annual Research Report
Developing the workshop to promote the self-expression and cooperation of the foreign children
Project/Area Number |
17K04585
|
Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
松井 かおり 朝日大学, 保健医療学部, 准教授 (70421237)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 裕之 関西大学, 外国語学部, 教授 (80247759)
吉田 達弘 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (10240293)
石田 喜美 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (00612996)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | ドラマ活動 / アート / 多文化・多言語 / ZPD / 社会文化的アプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、海外に繋がる子ども達がドラマやアートなど身体やメディアを媒介にして、日本語力などリテラシーを涵養するとともに、心理的な不安を克服し共同体の中で、他者と協働する力の育成を図ることを目的とする。 最終年度である令和元年度は、平成29年度、30年度に英国から演劇ファシリテーターを招聘して行ったDIETプロジェクト1&2(Drama In Education for Teachers and all students Project 1&2)の講演および活動記録の整理とともに、新たにイタリアからドキュメンタリーフォトグラファーを招聘し、外国人と日本人の親子が協働する写真ワークショップ&展覧会を開催した。そこでは、与えられた撮影課題のイメージを巡っての参与者間の交渉、写真として具現化する方法や作品を展示する段階での交渉、発表時の方法をめぐるやりとりなど、様々な段階での豊かな交渉が観察された。その結果の一部は学会で発表した。 また平成26年度から平成30年度に遡って、外国人集住地区における外国人の子ども達と大学生と市民が協働したドラマワークショップ活動の整理を行った。そこに携わった教師、子ども達、ファシリテーターらの振り返りと、連携するロンドン大学の研究者および共同研究者の論考、演劇教育の専門家からの寄稿を合わせて実践記録本を出版した。
|
Research Products
(3 results)