2019 Fiscal Year Annual Research Report
Developing a training program and guidelines for student data collection, storage, access, and usage
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17K04603
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
藤原 宏司 山形大学, エンロールメント・マネジメント部, 教授 (30790563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅野 茂 山形大学, 企画部, 教授 (50432563)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | Institutional Research / FERPA / 大学データ管理 / IR |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、学内データの「収集」および「活用」に関する規定のドラフトおよび学生情報を正しく取り扱うためのトレーニングプログラムを開発し、我が国におけるIR(Institutional Research)のさらなる発展に貢献することである。その目的を果たすため、IR先進国である米国におけるFERPA(Family Educational Rights and Privacy Act)等の個人情報管理に関する法律と、米国の各大学が独自に策定している「学内データの収集等に関する規定」に着目し、米国の大学がどのように学内外のデータを収集・活用しているのかを調査した。
研究の最終年度である2019年度では、ニューメキシコ州にある「Central New Mexico Community College」「Santa Fe Community College」「Northern New Mexico College」「New Mexico Highlands University」および「University of New Mexico-Taos」を訪問調査して、各校の「統括副学長(プロボスト)」に、日本の大学における実情についてプレゼンテーションを行った上で、執行部の立場から見た、FERPAに準拠した学内データ管理等について調査、意見交換を実施した。また、米国の大学で行われているデータの取扱に関するトレーニング・プログラムを参考に、日本の大学で使うことができるプログラムも開発した。本プログラムに関しては、現在、論文誌への投稿を準備中であるが、研究代表者が所属する大学のIR部門が管理しているHPにおいて、先行公開を行う予定である。
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Remarks |
研究結果に関する最終報告を、とある講演会で2020年3月に行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大している状況を受け、延期となりました。
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