2021 Fiscal Year Research-status Report
インクルーシブ教育における包摂と排除に関する総合的研究
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17K04608
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小国 喜弘 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60317617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星加 良司 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (40418645)
堀 正嗣 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60341583)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インクルーシブ教育 / 排除 / 包摂 / 特別支援教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、インクルーシブ教育に関する理論的実践的な整理を行うとともに、歴史的な整理を行うことになった。理論的な整理については、インクルーシブ教育に関する翻訳を進め、公刊にほぼ目処がつくことになった。また、インクルーシブ教育に関する教職課程用教科書についても担当部分の執筆を終え、あとは公刊を待つ状態となっている。 また、心理的安全性教育についても、基礎的な文献の収集を行い、インクルーシブ教育との接合を可能にする基盤を整備した。 また、歴史的な整理についても、改めて資料を蒐集したり、研究会を開催し、特別支援教育の制度化過程についての再検討に着手している。 good practiceの収集については、コロナ禍で実地調査が困難であったことから、オンラインの研究会を活用し、各地のインクルーシブ教育事例の報告の収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍が継続してしまったことで、現地での調査が困難であり、かつ海外の先進事例の調査も行い得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
夏以降、コロナの収束が見込まれることから、これまで出来なかった資料の収集や現地調査などを行い、研究を完成させたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、現地調査を遂行することができず、予算額の残が生じてしまった。
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