2017 Fiscal Year Research-status Report
学習到達度への影響を含む物理的学習環境評価手法の政策形成過程での活用に関する研究
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17K04667
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Research Institution | Maizuru National College of Technology |
Principal Investigator |
齋藤 福栄 舞鶴工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (50628823)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 教育政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、経済協力開発機構の効果的学習環境に関する専門家会合(以下「OECD-GNE」と言う。)において実施されている学習環境評価プログラム(以下「LEEP」と言う。)への参画、日本と海外の物理的学習環境構築に関する政策について国際比較を行い、総合的な物理的学習環境評価手法導入とその政策形成過程における活用のために必要となる視点を明らかにすることを目的としている。 平成29年度は、10月9日~10日にノルウェーのオスロで開催されたOECD-GNE会合(第5回)に出席し、同会合におけるLEEP開発に関するセッションに参加し、OECDアナリスト、各国専門家等とともに、LEEPのパイロット評価事業に参画した。また、関係資料を収集し、我が国への導入という視点から分析を行った。 ICT等の最新テクノロジーを活用した学習環境など、効果的な物理的学習環境の構築に着目して、ノルウェー及びデンマークの複数の学校の訪問調査を行うとともに、当該国の研究機関、行政機関等を通じて、政策動向に係る情報の収集を行った。 OECD-GNE関連で開催されたノルウェーの学習環境に関する会議等に参加し、各国の研究者との情報交換を行うとともに効果的な物理的学習環境の構築に関する各国の最新の政策動向の把握を行った。 国立教育政策研究所におけるアクティブ・ラーニングの視点に立った学習環境に関連するプロジェクト研究に参加し、国内の関連学習環境の情報収集や関係政策の最新の動向の把握を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、OECD-GNEにおけるLEEP開発に関するセッションへの参加とLEEPパイロット評価事業への参画、ノルウェー及びデンマークにおける効果的な物理的学習環境及び関連政策に関する調査、国立教育政策研究所におけるプロジェクト研究への参加と国内の学習環境及び関係政策の動向把握を行い、研究実施計画に沿っておおむね計画通りに進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、各年度の研究実施計画に沿って研究を進める。
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Causes of Carryover |
(理由) 参加を計画していたローマにおける関連国際会議の開催日程が早まり、エントリー可能期間内に科研費の交付内定通知を受けることができなかったため、当該会議に参加できなくなったこと等による。 (使用計画) 次年度以降の調査経費等に使用する計画である。
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