2018 Fiscal Year Research-status Report
Research on the interactions between the harmonization of ASEAN higher education and the foreign-model universities in Vietnam
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17K04698
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Research Institution | Fukuyama City University |
Principal Investigator |
上別府 隆男 福山市立大学, 都市経営学部, 教授 (50350707)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ベトナム / ASEAN / 高等教育 / 外国モデル大学 / グローバル化 / 調和化 / ミャンマー / 国際化 |
Outline of Annual Research Achievements |
5月、ASEANの一角であるミャンマーの高等教育調和化に関する論文1編を公表し、ミャンマーから日本への人の移動に関する学会発表を1回行った。同月、ホーチミン市において外国モデル大学2校、国内大学3校、他の教育機関を対象に高等教育調和化と外国モデル大学の位置付けについてヒアリングを行った。6月には、ASEANの中で高等教育国際化・調和化を主導するタイにおいて、留学生を多く受け入れている国内大学4校を訪問し、高等教育国際化の最新状況についてヒアリングを行った。同月、ベトナムと韓国のトランスナショナル高等教育に関する論文1編を公表し、ベトナムの外国モデル大学について学会発表を1回行った。 7月、外国モデル大学である越独大学(VGU)を支援するドイツの政府機関、大学コンソーシアム・大学3校においてVGUの運営方針、学生支援などに関するヒアリングを行い、10月には、ハノイで外国モデル大学3校、国内大学1校、日本の政府機関、日本語学校に対し、高等教育調和化と外国モデル大学の動向についてヒアリングを行った。 11月から12月にかけて、ベルリンで開かれたドイツ学術交流会(DAAD)主催のトランスナショナル高等教育会議に出席した後、VGUの協力大学でヒアリングを行った。その後、パリで、外国モデル大学であるUSTH(越仏大学)の前学長に加え、ユネスコ、OECDで高等教育専門家にヒアリングを行った。 1月、ベトナム人の日本への移動を中心にした論文を1編公表し、2月には、高等教育におけるASEAN域内人の移動の事例としてのタイのミャンマー人留学生を多く受け入れている大学において、同留学生を対象としたヒアリング・質問紙調査を海外共同研究者と共に行った。 以上、ASEAN高等教育調和化と外国モデル大学の相互作用に関し、関係国で多面的でバランスの取れた情報収集を行い、また成果発信を行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
1年目の遅れを取り戻すべく現地調査を進めたため。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の2019年度は、アメリカなどにおける調査を行い、成果は国内外の学会で発表し、論文化を進める。
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Causes of Carryover |
少額の次年度使用額が出たが、これは旅費が予定より少なくなったためである。次年度は、予定している調査の旅費に充当したい。
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