2018 Fiscal Year Research-status Report
エビデンスに基づいた読書の認知的・非認知的側面の評価手法の開発と評価ガイドの提案
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17K04753
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
足立 幸子 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (30302285)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 読書 (reading) / 評価 (assessment) / ルーブリック / テスト / 質問紙調査 / 読書意欲 (motivation) / 読書の取組 (engagement) |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では読書を認知的・非認知的側面に分けてとらえるという枠組みで、その評価手法を研究している。 読書の認知的側面の評価として、テストを挙げることができる。今年度は、テスト研究の一つとして、スペインの全国学力調査を調査し、国際学力調査PISAやアメリカの全国学力調査のNAEPの枠組み及び調査問題として使用されるテキストのジャンルを比較した学会発表を行った。 読書の非認知的側面の評価として、質問紙調査を挙げることができる。今年度は、アメリカの研究者とアメリカおよび日本の学生の読書意欲(motivation)についての質問紙調査の比較研究を行った。また、小学校現場で読書へのアニマシオンを実施し、その際の読書について質問紙調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年度の研究については、予定以上に進めることができた部分と予定どおり進まなかった部分とがあり、全体としてはほぼ順調に進展していると考える。以下、その内容を述べる。 読書の認知的側面の評価として、スペインの全国学力調査の分析を行い、国際学力調査PISAやアメリカの全国学力調査と比較する学会発表を行った。この分析を通してテストの形において、読書における様々なジャンルがどのように用いられているかは研究できたが、ジャンル研究(genre study)の方の研究は、当初予定していたほどには進まなかった。 読書の非認知的側面の研究として、日米の学生及び児童の読書意欲の比較研究行うつもりでいる。平成30年度には、学生の読書意欲を問う質問紙調査を実施したが、日米児童の比較研究は、進めることができなかった。また、非認知的側面の研究として、平成30年度に読書へのアニマシオンを実施してきた小学校で1~3年生に対して読書の質問紙調査を実施した。結果のデータの入力・整理までは行えたが、分析までは進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度の研究をふまえて、令和元年度は次のように進める。 読書の認知的側面の評価として、スペインの全国学力調査についての研究は、平成30年度の学会発表時に得た助言を踏まえて内容を拡充させた論文を執筆する。また、読書の認知的側面の評価としてのルーブリックの開発を行う。 読書の非認知的側面の研究として、日米学生の読書意欲の比較研究については、米国の研究者と学会発表を行う。読書へのアニマシオンを実施してきた小学校では、4~6年生に対しての質問紙調査を実施する。平成29年度以前のデータと比較しつつ分析し、読書へのアニマシオンの実施した児童の読書の意欲や実態を評価する研究発表を行う。
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Research Products
(6 results)
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[Book] 赤い鳥事典2018
Author(s)
赤い鳥事典編集委員会
Total Pages
663
Publisher
柏書房
ISBN
9784760149414
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