2019 Fiscal Year Annual Research Report
Research on teacher training education aiming to enhance the teaching ability of young teachers in the first year:Focusing on practical skill subjects
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17K04757
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
隅 敦 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (30515929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 晋平 奈良教育大学, 美術教育講座, 准教授 (10552804)
三根 和浪 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (80294495)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 若手教員 / 実技教科 / 教員養成教育 / シラバス改善 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,小学校の若手教員が初任1年次の段階から教科学習の授業力を発揮させることができるように,授業等の調査分析を行い,その研究成果を踏まえて,大学の教員養成教育の段階でなすべきことについて再考し,最終的にはその結果をシラバスの改善等に生かすことを目的とする。①平成29年度のシラバスの改善前回の研究を踏まえて,必修講義「図画工作科教育論」内で模擬授業を開始した。授業の構成は,1.テーマに基づく理論説明(約 15 分~30 分)。2.模擬授業,(画像およびタブレット端末による動画記録)と共に,(約 30 分~45 分)板書の代わりにミニホワイトボードを使用。3.動画記録を元にした振り返りと課題の共有および補足説明。4.授業レポート(約 15 分)* 毎回模擬授業は,第1回におけるガイダンスを経て残り14回は班ごとに順に教師役と児童役を決めて行った。 受講学生を4,5人ずつの8グループに編成し,第1回は筆者が示範をし,それ以降は,14回の模擬授業を教師役と児童役を交代で行わせることにした。タブレット端末を各班に2台渡し,1台では教師役の学生の様子を撮影し,もう1台は,教師役の学生が児童役の学生の様子や作品を撮影することができるようにした。 この年度の学生アンケートでは,単に模擬授業の導入が結果として学生の満足度の向上につながっていた。 ②平成30年度のシラバスの改善若手教員の採用1年次の授業分析から,導入部の発話が重要視されることがわかり,「発話チェックカード」を用いて,模擬授業後の振り返りの際に,内容をチェックさせることにした。また,教師役の学生に対する事前指導(授業日前の昼休み)を充実させることで,授業内で指導すべき技能について誤りが無いように配慮した。
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Research Products
(3 results)