2021 Fiscal Year Research-status Report
子どもの走力と投力を高める汎用的なアクティビティの開発と普及
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17K04769
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
森 勇示 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90345942)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 体力向上プログラム / 走力 / 投力 / アクティビティ |
Outline of Annual Research Achievements |
子どもの「投力」「走力」を向上させるための汎用的なプログラムの開発を目的として、これまで愛知県内の小学校を中心に研究的実践を行ってきた。その対象は小学校18校(21学級)に及んでいる。 「走力」目的のプログラムとして「変形ダッシュ」「面白レース」「面白リレー」を、また「投力」目的のプログラムを「紙鉄砲課題」「シャトル投げチャレンジ」「ボックス押しゲーム」として体育授業の中で実践してきた。またプログラムを「アクティビティ」として容易に計画・準備できるように、やり方の説明と用具の準備が数分で済み、協力校教師から理解を得ることができた。実践については、協力校の事情に応じて小学の低学年から高学年まで実施した。運動後の即時的な調査において子どもたちからも好評を得た。 昨年度は新型コロナウイルス感染防止対策の影響で実践が中止となった。本年度はマスク着用・手指消毒・換気などの対策で実践に臨み実践校と実践回数を増やす予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまで18校(21学級)の小学校の体育授業の中で上記「アクティビティ」として実施された。当初計画では20校(20学級)での実施を想定したいたので、概ね順調に進展している。子どもが「アクティビティ」を肯定的に受け容れた状況は99%、教師においては91%だった。「投力」プログラムについて学年に応じた運動条件を考慮する必要がある。 昨年度、新型コロナウイルス感染防止対策の影響で予定していた学校での実践が中止となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は次のプログラム、研究を行う。 1,実践校・学級及び実施回数を増やす。 2,学年に応じた運動条件を考慮し「走力」プログラムにおいては走行距離と運動頻度を適切に調節する。「投力」プログラムにおいては投距離を調節する。 3,子ども及び教師について「アクティビティ」の受容の状況を調査する。 4,新型コロナウイルス感染防止対策下での実施方法を構築する。
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