2019 Fiscal Year Annual Research Report
Educative Methods for designing to connect Living Design & Traditional Crafts
| Project/Area Number |
17K04800
|
|---|
| Research Institution | Ehime University |
|---|
Principal Investigator |
千代田 憲子 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70322625)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
| Keywords | 伝統工芸の今日的な展開 / 生活の美とデザイン / コンセプト形成力 / デザイン提案力 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、美術教育のデザイン分野において、造形要素を活用した伝統的工芸と生活デザインを結ぶデザイン提案により、コンセプト形成に必須の問題発見力と造形的解決力の深化も目的とした学習モデルの開発を行った。
平成29年度は、文献調査と素材や技法による分野別の国内外フィールド調査とアンケートからモデル事例やデザイン活動を抽出した。平成30年度も継続しながら分析と整理を行い、コンセプト形成力を促すデータシートを抽出事例から作成し、活用するプロジェクト課題を検討した。平成31年度(令和元年度)は、伝統的工芸の今日的な展開を考察しながらプロジェクト課題の学習モデルを実践した。
伝統的工芸の今日的な展開として１)新たな組み合わせ2)街並み形成と賑わいづくり3)体験型プログラムの充実の３点を導き、後継者の育成と教育に関して１)展示施設と社会教育2)学校教育とデザイン教育プログラムの２点を導いた。その結果から、地域と共に特色を複合的に継続することを提案するとともにデザイン教育のプロジェクト課題としての導入方法を提案した。データシートは比較検討に有効な、要素と組み合わせやバランスなどの項目により、実物と共にデザインによる洗練の仕組みと取組みに関する問題点や課題を把握するものである。
成果発表の一環として当初予定していたHP作成を愛媛大学ミュージアムにおける展示に変更したため、企画の準備と追加のフィールド調査も行った。プロジェクト課題のパネル発表は、海外フィールド調査の成果であるタイ山岳民族とインドネシアバティックの染織に従来収集のアジアの布を加えて、7月１日から8月3日展示予定である。期間中の7月5日に会場内でギャラリートークを行う。
|
| Remarks |
成果発表の一環として当初予定していたHP作成を愛媛大学ミュージアムにおける展示に変更し、プロジェクト課題のパネル発表は、海外フィールド調査の成果であるタイ山岳民族とインドネシアバティックの染織に従来収集のアジアの布を加えて、7月１日から8月3日展示予定である。「伝統的工芸と生活デザイン アジアの布とともに」期間中の7月5日に会場内でギャラリートークを行う。
|
