2018 Fiscal Year Research-status Report
「教室内英語力評価尺度」を使用した英語授業改善と英語教師の専門的成長
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17K04821
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中田 賀之 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (40280101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長沼 君主 東海大学, 国際教育センター, 教授 (20365836)
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
木村 裕三 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (80304559)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 教室内英語 / 評価尺度 / 教師教育 / 教員養成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,「教室内英語力評価尺度(教師用・学習者用)」の活用を通した英語授業改善および英語教師の専門家としての成長を目指す共同研究である。これまでの科研で開発した教室内英語力使用の評価尺度を,教員養成の授業や現職教師教育(教員研修・アクションリサーチ)において実際に活用し,英語授業改善や教師の専門性向上を促すことを目的とする。第一次・第二次の科研で取り組んできた「教師用及び学習者(生徒)用の教室内英語力評価尺度の開発」による成果は,その使用方法が確立されて初めて生かされる。これまでの成果を継続・発展させるべく, 本科研では「教室内英語力評価尺度(教師用・学習者用)の活用を通した英語授業改善&英語教師の専門家として成長」という, 「仕上げの課題」に取り組む。本研究では,「教室内英語力評価尺度の活用を通した授業改善事例集」を作成することを最終目標として, 具体的に3年間で以下のことを実施する。(1)教職課程における評価尺度の活用・英語模擬授業の評価において尺度を活用し, 効果的な使用のあり方を検討する。(2)現職教員教育および自己研鑽( 校内研修等)における評価尺度の活用。具体的には、教員研修等で, 英語授業を観察またはビデオ視聴し, 教室内英語力評価尺度( 教師用)を用いた評価を行い, 効果的な使用方法を検証する。また、アクション・リサーチにおける評価尺度の活用を行い, 効果的な使用方法を検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前年度の香港視察が遅れたため、現職教員による尺度を使用した専門的知識の開発および教員養成における尺度使用にも若干影響があった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力者と連絡をとり、実践のまとめに取りかかる。同時に、尺度を使用したワークショップを行い、研究成果を社会に還元する。研究成果の公表方法についても検討する。
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Causes of Carryover |
平成28年度終了予定であった別の科研が1年延長したことにより、本科研のスタートが遅れたことが、全体的に影響を受けている。平成31年度は、繰り越した金額も含めて会議の打ち合わせや、ワークショップ、研究成果の公表に使用する予定である。
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