• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2019 Fiscal Year Research-status Report

養成と学校現場をつなぐ、初任者養護教諭のための研修カリキュラムの構築

Research Project

Project/Area Number 17K04851
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

河田 史宝  金沢大学, 学校教育系, 教授 (10451668)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords入職後の研修 / 執務内容の不安 / 養護教諭特別別科 / 質問紙調査
Outline of Annual Research Achievements

入職後1年から3年の養護教諭を対象に、8月17日と2月15日に研修会を開催した。メールにより広報を行い、希望者を募った。希望者には、科学研究費により開催し、アンケート調査にも協力をお願いする旨も通知した。
8月17日には、「9月から行う内容・夏休み明けの留意点等」「校内研修会の持ち方、運営の方法」「危機管理」「4月からの執務内容で不安に思ったことや解決したいこと」「参加者の質問に答えて」などを実施した。2月15日には、「3月のまとめと4月の準備」「校内研修会の持ち方、運営方法」「4月からの執務内容で不安に思ったことや解決したいこと」「1年間であってほしい研修」「参加者の質問に答えて」などを実施した。
質問紙調査からは参加者全員がこのような研修会があることを必要と捉えていた。その理由としては、「同じような経験年数の人と集まり勉強したり悩みを共有したりする場が他にないため」「初任者として経験が浅く、疑問や不安も持ちやすい中で、仲間と集い、先輩養護教諭からアドバイスをいただける機会はとても励みになると実感している。特に学校では一人職であり、相談の機会が得られにくいため、定期的にこのような研修会があると心強い」「多くの場合、赴任後すぐに一人で高いレベルを求められる中で、日々自分の対応に不安になりながら仕事をしているため」「他校の実践からアイデアを得られる」などの意見があった。一人職であること、赴任後すぐに高いレベルを求められることなどに対する不安があり、研修会において、悩みを共有したりすることも求めていた。就職1~3年目にあってほしい研修内容では、救急処置や子どものけが・病気の種類と診療科、健康観察は3月ぐらい、保護者対応、事務(文章作成、電話対応)は3月、6月ぐらい、執務の中で生じた疑問や問題、学校保健委員会、校内研修会の計画運営方法は、8月ぐらいが多くなっていた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研修会の実践と評価はおおむね終了しているが、養成段階と学校現場をつなぐ点についてはまだ至っていない。また、これらの結果を学会で発表していないため、(3)と判断した。

Strategy for Future Research Activity

養成段階と学校現場をつなぐ点について考察を行い、これらの結果を学会で発表することを考えている。

Causes of Carryover

学会への参加費として使用計画を立てている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 養護教諭特別別科生の学習成果からみた学校トリアージ学習の必要性2019

    • Author(s)
      河田史宝
    • Journal Title

      教育実践研究

      Volume: 45 Pages: 1-9

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2021-01-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi