2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study on curriculum construction of art subjects based on 21st century type ability
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17K04854
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
松永 洋介 岐阜大学, 教育学部, 教授 (90324277)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 国際バカロレア / 芸術 / 音楽 / MYP |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、21世紀型能力に基づく芸術教科の在り方について、まずIBで行われる音楽の授業を調査分析することを計画した。そして、そこから「21世紀型能力に基づく芸術教科のカリキュラム構築に関する研究」を目的とした。そこで3年間の研究計画を立て、研究を進めてきた。しかしながらコロナウイルス流行による研究計画の一時中断を余儀なくされる事態となり、研究終了年次を2年間延長した。終了年次は2021年度である。しかしながらコロナウイルス流行の3年目に入っても、海外調査の可能性は困難なままであり、当初の計画の実現を見通せない状況となった。もう1年延長することも考えたが、当分この状況が続くと考え、研究を最終目的に照らして、いったん実現可能な範囲での内容にとどめてまとめとし、その成果を踏まえて次回の新計画に移行することとした。 まず大阪教育大学附属池田中学校の授業計画に参画すると同時に、研究授業を見学し、協議会において助言者を務めた。一方、国際バカロレア機構が主催する指導者認定ワークショップ(MYP、カテゴリー1)に参加し、授業計画の立て方やカリキュラム構成について学ぶことができた。ここで同時に受講したMYP(中等教育課程、中学校1年から高校2年生に相当)実践校の先生方から授業実践例や指導計画の実際について、各校の事例を知ることができた。 成果発表の場としては「IBMusicシンポジウム」を開催した(オンライン、2022年2月12日)。このシンポジウムは、特にMYPを対象として、実践交流や対話を目的したものである。シンポジウムは、第1部は理論に関わる内容及びMYPの前後の課程(PYP及びDP)との接続、第2部はMYPにおける授業実践の事例発表(4校)、第3部は事例発表者によるシンポジウムという3部構成とした。この成果報告書は近日中にIBコンソーシアムを通して公開予定である。
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Research Products
(3 results)