2017 Fiscal Year Research-status Report
グローバル化が加速する現代日常生活の保健衛生・安全に関する実験・実習教材の開発
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17K04856
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
青木 香保里 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00258683)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 眞一 札幌大谷大学, 社会学部, 准教授 (80552877)
吾妻 知美 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90295387)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 日常生活 / グローバル化 / 保健衛生・安全 / 実験・実習教材 / 現代的課題 |
Outline of Annual Research Achievements |
日常生活における保健衛生・安全に関する現代的課題を見通した教育内容・教育方法を創出するにあたり、平成29年度は、①先行研究や保健衛生・安全に関する最新の研究成果の検討と考察、②現職教員を対象とした保健衛生・安全に関する意識や指導の実態と課題に関する調査の実施、③日常生活における保健衛生・安全に関する現代的課題を見通した教育内容・教育方法の創出に向けた予備実験授業の実施、に取り組んだ。 ①については、検討を行った結果、「パンデミック」に関する研究成果の検討を行い、教育内容について考察を行った。また、教育方法を検討するにあたりCDCガイドライン(CDC:疾病予防管理センター;Centers for Disease Control and Prevention、アメリカ)を活用することとし、「手洗い」に着目し、手洗いに関する内容について検討を行った。②については、調査を実施し、結果について考察を進めた。③については予備実験授業を実施(2回)し、予備実験授業の結果をもとに実験授業の修正に向けた検討を行った。 研究テーマ「グローバル化が加速する現代日常生活における保健衛生・安全に関する実験・実習教材の開発」に向けて、現代的課題となりつつある「パンデミック」と日常生活における「手洗い」を結びつけた教育内容・教育方法の基本的方向が定まるとともに、授業プログラムの基本的骨格と全体構造が定まった。平成29年度の成果をもとに、教員養成大学における教員養成プログラム、現職教員向けの各種研修プログラムなどに反映していく見通しが立った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、①先行研究や保健衛生・安全に関する最新の研究成果の検討と考察、②現職教員を対象とした保健衛生・安全に関する意識や指導の実態と課題に関する調査の実施、③日常生活における保健衛生・安全に関する現代的課題を見通した教育内容・教育方法の創出に向けた予備実験授業の実施、に取り組んだ。①については「パンデミック」「手洗い」に関する最新の研究成果の検討と考察を行った。②については調査を実施し、調査結果について考察を行った。③については予備実験授業を実施(2回)し、実験授業の修正に向けた検討を行った。平成30年度は①から③の成果をもとに、研究計画を進めていく予定である。 以上のことから、「おおむね順調に進展している」とした。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、①現職教員を対象とした保健衛生・安全に関する意識や指導の実態と課題に関する調査の結果と考察を公表(発表・論文)、②日常生活における保健衛生・安全に関する現代的課題を見通した教育内容・教育方法の創出に向けた実験授業に関する考察(発表・論文)を行う。
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Causes of Carryover |
物品費については、予定していた価格よりも安価であったため差額が生じた。生じた差額分については、平成30年度に予定している実験授業で用いる物品費として使用する予定である。 旅費については、学会などが近郊であったことによる。生じた差額分については、平成30年度の学会や研究打ち合わせのための旅費として使用する予定である。
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Research Products
(16 results)