2022 Fiscal Year Annual Research Report
studies on the support for elementary school teachers to develop lessons enhacing pupils' literacy of disaster prevention and on its international expansion
Project/Area Number |
17K04902
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
林 武広 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (50116646)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土井 徹 安田女子大学, 教育学部, 教授 (60782125)
磯崎 哲夫 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90243534)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 小学校 / 防災リテラシー / 土砂災害 / 津波 / 流水モデル実験 / 教師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題の目的は児童期からの “防災の習慣化”のため日常的・継続的な指導を行う小学校教師の災害・防災に関する知識深化と実践力向上の視点で行う科学専門家による連携授業,加えてインドネシアの研究者との連携により国際的にも有用性が高い防災に関する教員研修の方途を明らかにすることである。研究期間は2017-2019年度であったがコロナ感染対応の影響で2022年度までの期間延長が認められた。本期間中に林を中心に広島県内の小学校30校以上で土石流や津波の再現実験を取り入れた連携授業を実施した。2019年6月には林がインドネシアに渡航し現職教員対象に同様の研修を実施した。児童や教師(インドネシアも含む)へのアンケート・インタビュー調査から,専門家による本連携授業は児童,教師双方の災害・防災に関する知識・認識の深まりと実践力向上に寄与できることが確認できた。これらの成果は国内及び国際学会で発表し(口頭,ポスター,要旨),大学紀要にも論文発表した。 2022年度は11月-2023年2月に広島県内の小学校6校(児童647名)において林が流水関連災害(土石流,津波,洪水)の再現実験と災害映像視聴を扱う連携授業を行なった。事後の担任教師へのインタビューでは,研究開始当初と同様,扱った内容が「大変参考になった,勉強になった」等の反応が殆どで,本連携授業は児童のみならず日常の指導に携わる小学校教師のいわゆる防災リテラシーを高める上で有益であることが改めて確認できた。 上記連携授業の成果に関する論考を林が分担者2名と共に2021年5月,「地学教育」に投稿した。以来,複数回の査読意見に沿って2022年4月末まで調査結果の検討と考察を行い再投稿,同年5月24日付で受理,同年10月発行の75巻 1号に論文が掲載された。
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Research Products
(2 results)