2020 Fiscal Year Annual Research Report
Symbiosis and Diversity Understanding Curriculum Development : Utilization in the Course of Home Economics Teacher Training
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17K04903
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Research Institution | Hiroshima Cosmopolitan University |
Principal Investigator |
冨田 道子 広島都市学園大学, 子ども教育学部, 教授(移行) (10738785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 依里子 大阪成蹊短期大学, 生活デザイン学科, 准教授 (10638125) [Withdrawn]
艮 香織 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (10459224) [Withdrawn]
石垣 和恵 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (20748941)
齋藤 美保子 神戸女子大学, 文学部, 教授 (20551708)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ユニバーサルデザイン / 共生社会 / 多様性 / マイノリティ / 減災 / 持続可能性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2011年に人間生活工学研究者と共同開発した共生・人の多様性を体験的に理解するための「ユニバーサルデザイン教育プログラム」の発展的位置づけとして、教員養成系大学の学生を対象にしたカリキュラムの開発をすることを目的とした。 具体的には次の3点を行った。1点目は、家庭科教育のなかにUD視点の育成が必要であることを、学習指導要領をふまえて明らかにすること、2点目は、教員をめざす学生自身の共生・人の多様性の視点を育むカリキュラムを開発すること、3点目は、生徒の共生・人の多様性の視点を育むための支援方法をさらに検討することである。 研究1年目は、大学におけるUD授業の実施、聞き取りおよび分析と、共生社会の実現において先進的な取り組みをしているノルウェーへの研究視察を行った。2年目は、大学家庭科の授業における支援方法の導入検討と共に、小学校を中心とした実践研究から中学・高等学校を中心に据えた実践研究に変更した。その理油は、自然災害が頻発している社会情勢に合わせ、新学習指導要領の内容に沿う形で、UD視点を育成した上での発展的授業(減災授業)を視野に入れたからである。3年目は共生・人の多様性視点を育む支援ガイドの開発を念頭に、修正カリキュラムの調査、分析と更なる修正を行った。最終年は、研究成果物として、教員養成系の大学だけでなく、中学・高等学校での活用も視野に入れた書籍を刊行した。成果物の作成により、研究成果を公表することができた。
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Remarks |
本ホームページは、一般社団法人 地域生活研究所の助成(2015年度)の一部で作成し、文部科学省の科学研究費助成事業(研究課題番号:17k04903)助成の一部で更新した。
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