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2018 Fiscal Year Research-status Report

特別支援教育に携わる教員へのレジリエンスプログラム開発

Research Project

Project/Area Number 17K04961
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

中塚 志麻  神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (10595490)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶 正義  関西国際大学, 人間科学部, 准教授 (00623563)
高田 哲  神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (10216658)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords特別支援教育 / レジリエンス / ストレス / 教員研修
Outline of Annual Research Achievements

今年度の課題は大別して以下の3つを実施した。1)特別支援学校の教員を対象に,プリテストとしてレジリエンスプログラム(案)の実施。対象:H県内の特別支援学校の教員及び支援専門員 プログラム内容:①レジリエンスを高める呼吸法(参加者24名)②レジリエンスを高めるストレスマネジメント動作法(参加者33名)③スヌーズレンワーク(参加者15名)。それぞれのプログラム研修終了後にプリテスト用のアンケート調査を実施したところ、参加者の精神的な安定を促す効果が期待以上または、期待通りであった者は①呼吸法87.5%、②動作法90.1%、③スヌーズレンワーク86.7%という好結果となった。
2) 特別支援学校に携る教員のレジリエンスの特徴を見出すことを目的としたフォーカスグループインタビューの実施 対象者は、特別支援学校に所属する教職員4名(男1・女3)。特別支援学校の勤務については、特別支援教育が始まってからはいろいろな研修や校務分掌などが多くなり、ストレスも多くなってきていることが改めて見出された。また、初めて特別支援学校に着任した時に、多くのストレスを感じた教員が2名おり、同僚のアドバイスや家族の存在が立ち直るきっかけとなり、レジリエンスのキーワードとして見出された。3) レジリエンスプログラム研修のワークブックとしてのレジリエンスダイアリーの作成とその有用性の検討 研修フィードバック用のワークブックとして、レジリエンスダイアリーを作成し、特別支援学校の教職員に配布した。その有用性を検討するため、使用満足度のアンケート調査を実施した。対象者は特別支援学校に所属する教職員49人である。ダイアリーの性能については対象者の約7割が満足していた。しかし、精神的健康度を促すために記載したセリグマンのThree good Things エクササイズについて実行できなかったと回答した者が77.5%に及んだ。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本来ならば、本年度にレジリエンスプログラムを評価する尺度を開発する予定であったが、尺度作成に関する対象者の予定人数の確保が困難となり、次年度に繰り上げて実施することとなった。

Strategy for Future Research Activity

本年度の多くは、予備調査であったため、次年度は本年度の結果から、内容を精査して、本調査の取り組む予定である。次年度は、以下の研究を実施する予定である。①レジリエンスプログラムの実施(呼吸法・動作法・スヌーズレンワーク)②フォーカスグループインタヴューの実施

Causes of Carryover

本年度実施したした研究は、予備調査が多かったため、使用額が少なかった。次年度は本調査のため、使用額が増加されると思われる。

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Published: 2019-12-27  

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