2020 Fiscal Year Annual Research Report
Resilience program development for teachers involved in special needs education
Project/Area Number |
17K04961
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中塚 志麻 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (10595490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶 正義 関西国際大学, 人間科学部, 教授 (00623563)
高田 哲 神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (10216658)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | レジリエンス / 特別支援教育 / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はCOVID-19の影響により、特別支援学校における研修が中止となったため、以下の対象者でZOOMを利用してプログラムを実施した。対象1:障害のある子どもの保護者を支援するNPO法人が主催する研修の参加者 対象2:インクルーシブ保育を重点におく認定こども園職員。両者共に特別支援教育に深い関わりがある活動を行っているため、対象に選定した。 1)西日本豪雨の被災地における障害のある子どもの保護者に対するレジリエンスプログラムの実施。対象:西日本豪雨で被災したO県M市・M町在住で障害のある子どもの保護者34名(第1回14名・第2回9名・第3回11名)。プログラム内容①コロナ禍におけるレジリエンス ②レジリエンスを育む絵本ビブリオバトル ③レジリエンスを高める映画。研修終了後のアンケート調査では、絵本や映画鑑賞によるレジリエンスの向上の可能性、ダイアリー活用の有効性等を示唆する回答が見られた。 2)認定こども園におけるレジリエンスプログラムの実施。対象:H県内にある認定こども園職員10名。プログラム内容①レジリエンスとは ②レジリエンスダイアリーを作ろう。レジリエンスを高める言葉 ③レジリエンスを高める絵本を探す ④レジリエンスを育む絵本ビブリオバトル ⑤理学療法士から学ぶ「リラックス効果が得られる呼吸法」 研修終了後のアンケートから参加者に精神的に回復したとの質的なデータを得ることができた。本年度の研修では、COVID-19の環境下において、レジリエンスの重要性を示すことができ、意義あるものとなった。
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Research Products
(1 results)