2020 Fiscal Year Research-status Report
発達障がい学生の実習総合スキル習得に向けたアセスメント・支援統合ツールの開発
| Project/Area Number |
17K04963
|
|---|
| Research Institution | Kyushu University of Health and Welfare |
|---|
Principal Investigator |
松山 光生 九州保健福祉大学, 臨床心理学部, 准教授 (90389586)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸高 翼 九州保健福祉大学, 臨床心理学部, 講師 (00465791)
太田 栄次 九州保健福祉大学, 臨床心理学部, 講師 (30421340)
原 修一 九州保健福祉大学, 臨床心理学部, 教授 (40435194)
藤田 和弘 九州保健福祉大学, その他部局等, 教授 (90015876) [Withdrawn]
|
|---|
| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
| Keywords | 発達障がい学生 / アセスメント・支援統合ツール / 自己理解シート / 自己解決シート / 臨床実習 / 実習総合スキル |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、臨地実習を見据え、実習総合スキル向上を目指して、発達障がい学生のためのアセスメント・支援統合ツールを開発する。これらのツールは既に作成したアセスメントツールに加え、アセスメント結果を支援に連動させるため、支援ツールとして、①自己理解シートと②課題解決シートを新たに作成する。実際、発達障がい学生を対象に、アセスメント・支援統合ツールを活用して有効性を検討する。今年度は、実際に、要支援学生にＫＡＢＣ-Ⅱの結果をフィードバックし、自己理解を深めるためシートを活用する。その後、実習総合スキルの向上に向けて、課題解決シートを活用し自主的な解決を促す計画であった。
今年度の成果として、①日本リハビリテーション連携科学学会での学会発表、②自己解決シートのプロトタイプ作成のため、言語聴覚士実習指導者を対象とし質問紙調査の分析、③発達障がい学生支援に関する著書(分筆)の執筆（近刊予定)、論文執筆(査読有)を行った。
質問紙調査では、発達障害及びその疑いのある学生が学外臨床実習での困難について、4県の言語聴覚士実習指導者64名の回答を分析した。その結果、対象の学生を受け入れた経験が想定以上に少なかった。そこで、サンプル数を増やして、さらなる調査を行う予定である。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
自己解決シートを学生に適用する計画であったが、コロナウイルスの感染拡大防止のため遠隔授業か多く実施に至っていない。
|
| Strategy for Future Research Activity |
コロナウイルスの感染の収束して臨床実習が実施でき次第、自己解決シートの検証を行う。
|
| Causes of Carryover |
コロナウイルス感染拡大のため検証ができず、令和３年度に印刷費及び調査費に使用する計画である。
|
Research Products
(3 results)
