2018 Fiscal Year Research-status Report
Observation of photon interference with homodyne detection
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17K05072
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
張 贇 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (00508830)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 多チャネル単一光子 / 二光子波動関数 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的には、従来単一光子検出器を利用して観測した二光子干渉現象をホモダイン検出器で観測する。本年度には、以下二つの成果を得た 一つ目は、前年度の二次強度関数の測定を続き、周波数領域における同時多チャネル単一光子の発生を行った。今回には、側帯波11MHzと13MHzの二チャネルにおいて同時に二次強度関数の測定をした。それぞれの二次強度関数g(2)(0)=0.77と0.48を得たため、同時二チャネルで単一光子状態生成しているを確認できた。 二つ目はホモダイン検出器で測定した二次強度関数値を利用し,推定理論の最小二乗法で二光子の波動関数を構築した。これは、世界初で連続変数量子光学領域における二光子の波動関数を測定になる。この成果には未来の量子情報通信および量子計測の発展を支える基盤技術として応用面も期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究には、従来単一光子検出器を利用して観測する二光子干渉現象をホモダイン検出器により観測と応用を目的する。今年度、異なる側帯波周波数多チャネル単一光子の生成を実現し、最先端の研究量子状態波動関数の測定までできました。論文1本を発表されました。おおむね予定の通り進めております。
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Strategy for Future Research Activity |
二年間の研究発展を見ると、今後の研究推進方策は以下二つ方向に進めて生きたいと思います。 一つ目は、予定のとおり、高次(3次、4次)強度関数の測定すること 二つ目には、近年波動関数の測定が基礎研究領域大変注目を浴びているので、干渉を用いて多光子波動関数(3光子、4光子)の測定も進めていきたいです。
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Causes of Carryover |
観測用オシロスコープ来年度に購入検討したので、残金しました。
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Research Products
(5 results)