2021 Fiscal Year Research-status Report
Knots, Floer homology, and combinatorics
| Project/Area Number |
17K05244
|
|---|
| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
KALMAN Tamas 東京工業大学, 理学院, 准教授 (00534041)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | quantum knot invariant |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
2021年度もコロナウィルスの世界的流行により、対面で行う予定だった共同研究は停止しなければならず、国際的な会議やセミナーへの参加は叶わなかった。しかし、2020年度の経験をもとに、海外の研究者とはzoomなどを駆使して緊密な連携を取り続け、理論研究自体は大きな問題なく進めることができた。
エトヴォシュ大学のLilla Tothmeresz氏との代数的組み合わせ論に関する共同研究をは、2020年度に続き、今度は"Combinatorica"という学術雑誌から出版した。Lilla Tothmeresz氏とはこのほかに6本の論文を執筆中である。符号付き二部グラフのroot多面体の分割についてとrefined volume count (the so called h*-vector) of the symmetric edge polytope of a graphについては修正を加える必要が出てきて取り組んでいたが、ようやく完成し、出版に向けた準備を進めた。
これまで長年行ってきた、ブランダイス大学のOlivier Bernardi氏とマサチューセッツ工科大学のAlexander Postnikov氏とのtwo-variable Tutte polynomial for polymatroidsに関する共同研究の論論文が、"Advances in Mathematics"からアクセプトされた。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまで行ってきた研究をまとめる段階に入り、学術雑誌への投稿、アクセプトが進んでいる。投稿に向けた最終段階に入った論文が複数本ある。
|
| Strategy for Future Research Activity |
投稿に向けた最終段階に入った論文を確実にまとめて、出版できるようにする。
また、まだ論文としてまとめていないで残ったままのテーマ・課題について、できる限り早くから執筆に着手する。
|
| Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの世界的流行で過去2年間の海外学会や海外でのセミナー発表ができず、旅費が残ったため。2022年度には夏に海外での国際共同研究を進める予定である。
|
