2018 Fiscal Year Research-status Report
New Development of Singularity Theory
Project/Area Number |
17K05245
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
西村 尚史 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (80189307)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 特異点 / ウルフ図形 / 球面双対変換 / ヤコビアン二乗関数芽 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度には、以下のように3篇の査読付き論文を出版した。 (1)『ウルフ図形』周辺に関しては、韓 呼和講師(西北農林科技大学)との共同研究をまとめたサーベイ、および、韓講師との共同研究の成果の一つである「球面双対変換は球面ウルフ図形に対する等長変換である」という結果を出版した。 (2)『ヤコビアン二乗関数芽』周辺に関しては、単著論文として、「どんな同次元のユークリッド空間間の写像芽も、そのヤコビアン二乗関数芽を使うことにより、フロンタルを構成できる。また、重複度が低いどんなフロンタルも、ある同次元のユークリッド空間間の写像芽のヤコビアン二乗関数芽を使って構成できる。」という結果を出版した。尚、この論文は2018年夏に作成し、2018年中に査読を経て受理・出版された論文であるが、当該ジャーナルの編集の都合により2017年の第13巻に出版されている。しかし、以下の【10.研究発表(平成30年度の研究発表)】においては発行年欄に2017を入力できないので、便宜的に2018を入力している。 2018年5月には西北農林科技大学(中国)に出張し、韓博士と共同研究を実施しており、その共同研究の成果は、既に受理されているが出版はまだされていない。これは、上記以外の2018年度の成果と言える。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度には、3篇の査読付き論文を出版できており、また、1篇の査読付き論文が受理済みになっているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
西北農林科技大学(中国)、サンパウロ大学サンカルロス校(ブラジル)、ヴァレンシア大学(スペイン)等に出張し、国際共同研究を幅広く行うことにより研究を推進する。
|
Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた主な理由は、学内業務の多忙により当初の予定通りの出張が困難になったためである。 次年度使用になった金額の主な使用計画としては、「国際共同研究のためサンパウロ大学サンカルロス校(ブラジル)への出張」を予定している。
|
Research Products
(8 results)