2021 Fiscal Year Annual Research Report
Variational approach to pulse solutions in reaction-diffusion systems with spatial heterogeneity
Project/Area Number |
17K05355
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
寺本 敬 旭川医科大学, 医学部, 教授 (40382543)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 反応拡散系 / 変分法 / 数値解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は当初、令和2年度が最終年度であり、成果発表に注力予定であったが、コロナ禍により、多くの学会、出張が延期、取り消しとなった。そのために1年度分延長したが、令和3年度も行動制限が続き、学会もオンラインでの開催が多くなった。多重連結進行波解の存在と安定性について、昨年度にまとめた欧文論文が公刊され、本年度は3重連結進行パルスのサドルノード分岐構造を数値計算で確認した。それらの研究成果を、令和3年5月にオンラインで開催された、 SIAM Conference on Applications of Dynamical Systems にて発表した。同会議では organized Settion も企画し、座長を行った。 空間高次元の問題について作用汎関数を構成し、幾何学的摂動論から得られた解の形状を用いて汎関数を評価した。定常スポット解の存在と安定性について既存のアプローチで得られた結果を、本研究課題で取り組んだ変分法的アプローチを拡張することで再現することができた。年度末までに国内出張の機会を検討していたが、コロナ禍が予想よりも長期化しており、研究打ち合わせ、及び成果発表の場も失われた状況が続いている。この2年間は、海外の共同研究者が集まる国際連携を十分に進めることができていない。
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Research Products
(3 results)