2021 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of Artificial Higher-Order Structure of Crystalline Polymer Utilizing Non-Equilibrium Property
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17K05993
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西田 幸次 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80189290)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高分子・繊維加工 / 高分子球晶 / リング状結晶 / 融点の逆転現象 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までは,新型コロナの影響によりエフォートの大半をその対策とコロナ下に適応した教育活動に費やした.幸い,本年度は一時的に新型コロナが下火となったこともあり,研究活動に専念するまとまった時間が得られた. 基礎データ取得の面では,その大半を前年度までに終えていたが,本年度はその基礎データに基づいて,成果を論文として公表するにあたり,研究目的で最重要課題として掲げた「融点の逆転現象」を分かり易くかつ視覚的にインパクトのある形で提示することができるように,条件を吟味して顕微鏡撮影を行った.その甲斐もあり,後の研究発表の項目で報告するようにアメリカ化学会の当該分野における一流雑誌(Crystal Growth & Design誌)に論文が掲載されるとともに,上述の顕微鏡写真が審査員から評価され,この雑誌の2022年の1月号のSupplemental Cover(副表紙)に採用されるに至った.論文本体へは,この雑誌を購読している大学等の研究機関からのアクセスに限定されるが,Supplemental Coverの方は,専門外の一般の方でも下記のサイトからアクセスし無料でダウンロード可能であり,難解と思われがちな科学における「芸術的側面」を鑑賞いただけるものと自負している. https://pubs.acs.org/pb-assets/images/_journalCovers/cgdefu/cgdefu_v022i001-4.jpg?0.6427557780101045
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