2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of low-flow pump for constant flow water hydro-static bearing
Project/Area Number |
17K06107
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
由井 明紀 神奈川大学, 工学部, 教授 (70532000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北嶋 孝之 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (50546174) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 作動流体 / 定流量 / シリンダポンプ / 静圧テーブル / 片側リセス / 水 |
Outline of Annual Research Achievements |
水静圧定流量ポンプをシステムとして完成させ,4つのポンプを同時制御してテーブル浮上に成功した.水静圧定流量ポンプシステムの性能を評価した.歯車ポンプより,シリンダポンプの方が個々の定流量性能は高いことがわかった. 水静圧定流量ポンプシステムは,1.5Lの水タンク,4式のシリンダポンプ,4式の流量計,そしてアクリル製テーブルから構成され,それぞれは硬質配管チューブで繋がれている.ポンプシステムのシリンダ本体は,それぞれ直動ガイドで固定し,DCサーボモータとボールねじにより駆動させる.サーボモータは,それぞれのACサーボアンプとCPUユニットにより制御される.テーブル寸法は,縦幅500mm×横幅500mm×厚さ50mmである.テーブルの浮き上がり量は,静電容量型非接触変位計を用いてインプロセス計測し,メモリーハイコーダで記録した後,Excelでデータ処理する. アクリル製テーブルの上には,重りを順次に搭載・除去した際のテーブルの浮き上がり量を計測することにより,水静圧テーブルシステムの静剛性を計算した.いずれの場合も流量を増やすほど浮き上がり量は大きくなった.また,負荷重量を増加させると,浮き上がり量は低下した. 各実験条件における静剛性を計算した結果,いずれも流量を増やすほど静剛性は低くなった.また,負荷重量を増加させると,静剛性は高くなり56.2kgの質量を搭載した際に,67mL/minの供給流量では,テーブルの静剛性は28.456N/μmであった.
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