2019 Fiscal Year Research-status Report
polar符号の基本原理であるpolar変換と通信路モデルに関する研究
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17K06422
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
岩田 賢一 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (80284313)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 情報理論 / 通信路符号 / 通信路モデル / polar符号 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,「polar符号の基本原理であるpolar変換と通信路モデルに関する研究」と題して,polar符号の基本原理であるpolar変換に関して,次の課題 (1)から課題(3)の研究を行なっている.課題(1) 多元入力通信路モデルの条件付きRenyiエントロ ピーによる性能評価,課題(2) polar変換における通信路モデ ルの近似アルゴリズムの一般化,課題(3) 一般化消失通信路に対する多段分極に関する研究. 本年度は, 課題(3)に関して下記の発表を行った. "Countably Infinite Multilevel Source Polarization for Non-Stationary Erasure Distributions," Y. Sakai, K. Iwata, H. Fujisaki, Proceedings of 2019 IEEE International Symposium on Information Theory 2109-2113 2019年07月 DOI:10.1109/ISIT.2019.8849487. また, 課題(3)に関して,IEEE Transaction on Information Theoryに"Modular Arithmetic Erasure Channels and Their Multilevel Channel Polarization"を投稿中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度か令和元年度の「研究実績の概要」の欄で述べたように,課題(1) 多元入力通信路モデルの条件付きRenyiエントロ ピーによる性能評価,課題(2) polar変換における通信路モデ ルの近似アルゴリズムの一般化,課題(3) 一般化消失通信路に対する多段分極に関する研究に関して,国際的な論文誌や国際シン ポジウムで発表しており,それらの内容において「おおむね順調に進展している」と考える.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題「polar符号の基本原理であるpolar変換と通信路モデルに関する研究」に関して,課題 (1)から課題(3)の研究のまとめを行う.
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Causes of Carryover |
本研究成果の一部をIEEE Transaction on Information Theory に投稿して査読中である.同査読に多くの時間を要し ており,査読の結果,研究内容の精密化が必要になる場合があり,今後,英文添削,投稿料などが必要となる可能性が ある.
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Research Products
(1 results)