2020 Fiscal Year Research-status Report
突発的な遅延・欠航発生時の航空旅客の対応行動を考慮した損失便益推計手法の構築
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17K06607
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
高田 和幸 東京電機大学, 理工学部, 教授 (30282867)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
屋井 鉄雄 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (10182289)
平田 輝満 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (80450766)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フライトキャンセル / アンケート調査 / 支払い意志額(WTP) |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年5月27日に発生した大韓航空機エンジン火災事故,および2018 年1 月の大雪により,旅行開始前に搭乗予定のフライトがキャンセルされた旅客(標本数はそれぞれ199名,333名)は,突発的フライト・キャンセルによって移動を制限され,相当の不便・不利益を受けたと考えられる。そこで,令和2年度においては,アンケートで回答頂いた,フライトキャンセルを減じるための施設・システム整備に対する支払い意志額について分析を行った。 本研究では,生存分析を適用して支払い意志額モデルを推定し,意思額に影響を及ぼす要因の特定を試みた。 分析結果については,Air Transport Research Society 2020で発表する予定であったが,新型コロナウィルスの感染拡大予防の観点から開催が中止された。そのため,Air Transport Research Society 2021において,成果発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度に行った分析により,研究計画に記載した内容については概ね遂行できたと思われ,進捗状況について「おおむね,順調に進展している」と評価した.
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度の研究成果である,旅程変更に対する旅客の支払意志額(WTP)の関数推定結果を学会で発表し,ブラッシュアップさせる。また突発的キャンセルに伴う損失便益の推計方法についてまとめる。
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Causes of Carryover |
シドニーで開催される予定であった航空学会(Air Transport Research Society)国際大会で研究成果を発表する予定であったが,その大会が順延となったため。
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