2019 Fiscal Year Annual Research Report
A study on removal method of pollutants derived from outside air using geothermal ventilation system
Project/Area Number |
17K06673
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
Kim Hyuntae 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (90580382)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 地中熱換気システム / 微生物 / ATP / 換気 / 室内空気質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、空気循環式地中熱利用システムを想定した模擬システムを製作し、熱交換部表面の微生物汚染濃度を測定した。また、空気循環式地中熱利用システムの掃除方法や掃除頻度を予測することとした。 その結果、地中熱パイプを想定したアルミ板表面は時間が経過するごとに徐々に汚染されることが分かった。ATP測定値は時間が経過するにつれて増加することが分かった。風量が大きいほど増加率が高くなる傾向があるが、天候や湿度、外気中カビ濃度等の様々な要因に影響を受け測定値が大きく変動することが考えられる。 空気循環式地中熱システムの内部は、風量によって異なる結果であった。時間当たり550立方メートルでは48時間経過後、時間当たり300立方メートルでは72時間経過後、時間当たり150立方メートルでは168時間経過後に汚染度評価で“汚い”を示す2000[RLU]を超えることが分かった。そのため、運転開始から時間当たり550立方メートルは2日目前後、時間当たり300立方メートルは3日目前後、150時間当たり150立方メートルは7日目前後に1回清掃することが望まれる。
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