2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K06748
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
水田 丞 広島大学, 工学研究科, 助教 (40540406)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 西洋人建築家 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の研究実績は下記の通りまとめられる。 1)19世紀に発行された外国人人名録(ディレクトリー)を閲覧し、当時の中国や日本にいた西洋人建築家の氏名、所属先等をパソコンへ入力し、データベースを作成した。国や都市によってその数に大きな違いがある一方で、Architectを名乗る人物は比較的早くからいたこと、また建築家や技術者の移動が頻繁にあったことが伺えた。 2)個別的な建築家の研究として、幕末明治初期の日本で活躍したトーマス・ウォートルスの経歴や作品について整理した。昨年度は、明治時代の東京に建てた宮殿計画案について分析し、本年5月発行のJournal of Asian Architecture and Building Engineeringに掲載された。また、ニュージーランドでウォートルスが仕事をした炭鉱の開発技術について検討し、国内の論文集へ執筆・投稿した。 3)米国ミネソタ州で開催された米国建築史学会で、東アジアの西洋人建築家が関与した19世紀の洋風建築について研究発表し、国外の研究者の反応を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画で立てたディレクトリーによる西洋人建築家のデータベースの作成と、個別分析が同時に進めることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も外国人人名録(ディレクトリー)を資料にした西洋人建築家のデータベース作成と、個別分析を進めていく。また、引き続き論文の執筆、特に英語論文の執筆を積極的に進めたい。
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Research Products
(2 results)