2019 Fiscal Year Annual Research Report
Mass fabrication technology of long ultrafine tubes for medical and electronic devices by drawing
Project/Area Number |
17K06867
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
吉田 一也 東海大学, 工学部, 教授 (80147123)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 管の引抜き / 無痛注射針 / マグネシウムステント / マイクロヒートパイプ / 液体マンドレル引き / 量産技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
新しい管の引抜き加工法である液体マンドレル引きを提案し、人にやさしい無痛注射針用極細管、高機能スマートフォンなどの小型情報機器用マイクロヒートパイプ用内面溝付き細管、マグネシウムステント用細管の量産製造技術について検討した。 引抜き後の極細管の外径や肉厚などの寸法を有限要素法により予測することができることを示した。液体マンドレル引き加工は薄肉でかつ管の内外表面性状が良好、偏肉が少ないことなどが要求される無痛注射針、吸入管やステント用管などの医療用極細管の製造には最適である。また、加工性が乏しいマグネシウム管の加工でも、引抜き条件を最適化することで引抜きが可能となることを明らかにした。内面溝付き管の引抜きにおいては、液体が管内に挿入されているため引抜き後の管内面にある溝形状はつぶれにくいことを示した。 直径が0.34mmという極めて細い管でかつ長尺の管の量産は、ドラム式の伸線機の利用し液体マンドレル引きにより達成できることを明らかにした。
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