2018 Fiscal Year Research-status Report
がん微小環境を持つヒト化マウスを用いた造血器腫瘍(多発性骨髄腫)の免疫療法モデル
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17K07142
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
吉原 哲 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90461037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 昌也 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00309452)
相馬 俊裕 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40273619)
吉原 享子 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80595265)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 多発性骨髄腫 / 間葉系細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床検体を用いて骨髄腫細胞、間葉系細胞(BM-MSC)をそれぞれ培養し、検討を行った。培養時には、細胞外マトリックスを用いた3次元培養について検討を行っている。末梢血幹細胞も採取しており、同一患者由来の免疫環境、微小環境、骨髄腫細胞を用いて研究を行う基盤を整備した。また、MGUS、症候性多発性骨髄腫の初発例、再発・難治例、POEMS症候群やその他の類縁疾患の臨床検体を用いて形質細胞のaberrant expressionについて解析した。さらに、移植適応多発性骨髄腫に対する治療開発として、Bortezomib, Lenalidomide, Dexamethasoneの3剤併用レジメンを6コース行ってから造血幹細胞を採取し、さらに大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植を施行するというInduction強化プロトコールにつき多施設臨床試験を行い、結果を解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床検体の収集、in vitroでの解析についてはおおむね順調であった。動物実験については人員的な問題から遅延がある。
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Strategy for Future Research Activity |
現状では人員の問題はすぐに解決できる可能性は低いため、現状でも可能なin vitro研究、患者検体を用いた研究を中心に行う予定である。In vitro研究については、骨髄腫細胞のaberrant expressionやそれと3次元培養を行ったときの関連等につき検討する。
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Causes of Carryover |
研究計画に変更が生じたため、次年度に経費の一部を持ち越した。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Bendamustine plus rituximab in the treatment of indolentlymphoma.2018
Author(s)
Yoshihara Kyoko, Shimizu Yoshifumi, Kawamoto Hiroyuki, Takatsuka Hiroyuki, Tokugawa Tazuko, Sawada Akihiro, Yoshihara Satoshi, Okada Masaya, Misawa Mahito, Ifuku Hidetaka, Okamoto Takahiro, Ooe Yokiko, Fujimori Yoshihiro
Organizer
第80回日本血液学会学術集会
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