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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Toward a taxonomic revision of host sea anemones of clownfishes

Research Project

Project/Area Number 17K07547
Research InstitutionNatural History Museum and Institute, Chiba

Principal Investigator

柳 研介  千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (00321852)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) Reimer J・D  琉球大学, 理学部, 准教授 (20452956)
磯村 尚子  沖縄工業高等専門学校, 生物資源工学科, 准教授 (90376989)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywordsクマノミ / イソギンチャク / 分類 / Entacmaea
Outline of Annual Research Achievements

【本年度の研究成果】 これまでの研究によって得られたデータから、本邦にはEntacmaea属の種が複数種含まれることが明らかとなったが、本研究では環境への影響を最小限にするためにサンプルの非侵襲的採集を実施してきたため、形態形質による分類学的検討を行うことができなかった。本来は、昨年度に特に重要と考えられた海域において、最小限の個体をまるごと採集する計画であったが、新型コロナウィルスの影響により実施できなかった。本年度に於いても多くの制約があり、十分に現地での採集活動を行うことができなかったが、必要最小限の2箇所での採集を実施し、従来の調査個体と重複しないように注意しながらEntacmaea属の種の採集を行い、それらの形態形質の検討を実施した。
【全体の研究成果】 本研究課題では、クマノミ類の共生するイソギンチャク類について、その主分類に大きな混乱が生じているため、その混乱を解決することを目指した。このため、本邦の約80地点からクマノミの共生するイソギンチャク類計304個体について、共生するクマノミの種類・イソギンチャクのサイズの計測・各種外部形態の写真撮影を行い、その触手数本を採取した。採取した触手についてDNA解析を行い、これらのイソギンチャク類が従来考えられていたものと異なる、系統的に独立した3つの科レベルのグループに再分類する必要があることを明らかにした。しかし種レベルの差異については核・ミトコンドリアDNAの部分配列から判断するのは困難であった。このうち特に形態学的にもバリエーションが認められたサンゴイソギンチャク Entacmaea quadricolorについては、海外の共同研究員らと共同して次世代シーケンサーを用いた詳細な解析を実施したところ、少なくとも本邦産の種はE. quadricolorではないことに加え、これらが少なくとも3種に分類される可能性を示唆することができた。

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Published: 2022-12-28  

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