2021 Fiscal Year Annual Research Report

Research on local coordinator functions and policy promotion measures for volunteer-type agricultural experience activities

Research Project

Project/Area Number	17K07993
Research Institution	Tokyo University of Agriculture
Principal Investigator	鈴村源太郎東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (90356311)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	中尾誠二福知山公立大学, 地域経営学部, 教授 (20625991) 小野智昭農林水産省農林水産政策研究所, その他部局等, 研究員 (80356310) 山田崇裕東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (40625076)
Project Period (FY)	2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords	農的体験活動 / ボランティア / 少人数分宿型教育旅行 / 農村ワーキングホリデー / 農業体験農園 / 援農ボランティア
Outline of Annual Research Achievements	本研究は、農村ワーキングホリデーや援農ボランティア、児童生徒の宿泊体験や農業体験農園等などといった、参加者側、受け入れ住民側双方の非経済的動機に依拠する構造を持つ「農的体験活動」の現地コーディデート組織の機能と役割、展開方向を究明することを目的としていたが、コロナ禍によって、多くの農的体験活動が中止を余儀なくされ、研究計画策定時には想定し得なかった、組織解体や事業縮小、雇い止め等の危機に瀕している。そのため、課題の取りまとめ方向について変更を生じざるを得ない状況にある。 2021年度についても、そうしたコロナ禍のため研究の進捗は遅々としたものにならざるを得なかったが、コロナ感染状況の落ち着いた2021年12月に大分県下の現地調査を複数の科研メンバーで共同実施し、農的体験活動の現地コーディデート組織の代表者にヒアリングを行った。その現地調査では、ウィズ・ポストコロナ禍における現地コーディデート組織の再構築に向けた課題についてヒアリングを行うことができた。また、農村ワーキングホリデーの受入組織に関しては、長野県飯田市役所に2022年度の受入方針と課題について電話によるヒアリング調査を行った。少人数分宿型教育旅行受入組織については、複数箇所に電話による現況聞き取り調査を行った。本研究課題については、課題設定期間の後半にコロナ禍による大きな研究障壁が生じたため、2022年度に採択された科研基盤C「COVID-19以降の“互酬的”農体験活動の再構築に向けた課題と方向性」（2022～2024年度）に一部の内容を引き継ぎ、研究の推進を図る予定である。