2021 Fiscal Year Research-status Report
Integrated mitigation measures for agricultural crop damage induced by flood in the South-East Asia
Project/Area Number |
17K08003
|
Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小寺 昭彦 茨城大学, 地球・地域環境共創機構, 講師 (10435589)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 洪水被害 / 干ばつ被害 / 衛星リモートセンシング / 水資源・栽培管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は東南アジア各地域の近年の農作物の冠水・干ばつ被害実態を広域衛星リモセンと現地調査によって定量的・空間的に把握し、冠水-干ばつ被害の因果関係について水資源・栽培管理の観点から明らかにすることを目的としている。過去の農作物の干ばつおよび洪水による被害を広域で評価するため衛星画像データから①作物の生育段階、農地の②乾燥度情報、③冠水情報を収集し、①と②または③の関係から被害を推定する。 2021年度は計画していた野外調査を始めとする研究活動がCOVID19による影響により前年度に続き著しく制限されたが、これまで得られた情報の整理、各国の農業生産状況の情報収集を進めた。また長期間の時系列画像衛星データのノイズ処理法について改良を行い、新しく構築されたデータセットを用いて被害の再推定を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度の研究計画の内、昨年度に引き続き予定していた現地調査が十分に実施できず現地データが不足したため、洪水と干ばつ被害の因果関係の分析が未達成のままである。来年度の継続課題となる。
|
Strategy for Future Research Activity |
海外渡航に関する安全上や規制の状況が変わらず今後も現地調査はほぼ不可能と予想されるため2次的情報の収集・分析と衛星画像データの解析を中心に最終年度の課題に取り組む。
|
Causes of Carryover |
2021年度はCOVID19の影響により予定していた海外調査活動が実施できず研究活動が進まなかったため残額が生じた。2022年度もその状況は変わらないことが予想されるため研究計画を変更し衛星画像および2次データの解析に注力する
|
Research Products
(1 results)