2017 Fiscal Year Research-status Report
植物の光合成産物の移行動態を3次元的に機能解析する
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17K08038
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Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
石井 里美 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 主任研究員(定常) (10391286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 郁 宮城大学, 食産業学群(部), 准教授 (30360530)
河地 有木 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 上席研究員(定常) (70414521)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | RIイメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
医療用に開発が進められてきた生体内撮像装置と放射性同位元素C-11を用いて、植物体内をめぐる炭素栄養の吸収・移行・蓄積を立体的に可視化し、ここで得られた動画像データを元に作物の生産性に特化した解析を行うことのできるRIイメージング技術開発することを目的とする。一年目は植物研究用実験システムの構築を行うために、本研究の核となるイメージング装置の導入を行うことを目的とした。イメージング装置として、すでに医療用として研究代表者が所属する研究機関で開発された、Open-PETの試作機を用いることとし、まずは管理区域内に設置し、測定が可能になるように調整した。次に研究代表者がこれまで取り組んできた平面型撮像装置を用いた植物RIイメージング技術における撮像環境の構築の経験をもとに、イメージング実験の遂行に欠かせない専用の冶具の作成や、RIガスを投与するシステムを構築した。植物のイメージングに必要なガス投与セルの設計、空気、C-11標識二酸化炭素ガスの送気のためのポンプ及びマスフローコントローラーを準備した。植物のイメージング実験を行う前に、円柱形のアクリル容器を作成し、中にアルカリ吸収剤を詰めた植物果実を模した容器を作成した。これにサイクロトロンを用いて製造した11C標識二酸化炭素を50MBq吸収させて、Open-PETの視野に設置し、イメージングを行った。結果、円柱容器内に一様にC-11シグナルが分布する立体的な画像が得られ、イメージングのためのOpen-PETの調整が順調であることを確認することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
機器の調整に時間を要したため予定より少し遅延しているが、植物のRIイメージングに向けて準備が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
植物を用いて、イメージングを行う。また、植物イメージングのための環境の整備を行う。
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Causes of Carryover |
冶具等の制作に予定より経費が掛からなかったため。
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