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2019 Fiscal Year Research-status Report

難治性犬移行上皮癌に対するNSAIDs治療における腫瘍随伴マクロファージの関連性

Research Project

Project/Area Number 17K08093
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

星野 有希  岩手大学, 農学部, 准教授 (80523323)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords遺伝子の網羅的解析 / 無血清培地 / 犬血清
Outline of Annual Research Achievements

健常ビーグル犬より採血を行い、PBMCを分離し、様々な培養法でマクロファージの培養を試みた。PBMCを磁気ビーズ分離でCD14陽性細胞をRPMI1640培地と5%犬血清で培養する方法およびPBMCを無血清培地と各種サイトカインを用いて培養する方法の二つがマクロファージの培養に適していると思われたため、これらの方法で分離したマクロファージの性状を遺伝子レベルで解析した。しかし、一般的に人やマウスのマクロファージに発現していると報告されている遺伝子の発現が認められなかったため、マクロファージの遺伝子を網羅的に解析することとし、現在RNA-seqを外注して結果を待っているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

採取できるPBMCの数は安定しているが、培養されるマクロファージの数が少ないため得られるRNAの量が少なく解析が思うように進まなかった。マクロファージの培養には採血が必要であるが同一犬からは3週間に1回ほどしか行えないため、実験回数を増やすことができなかった。しかし、ある程度のRNAをストックすることができたため、RNA-seqの結果を見てターゲットとする遺伝子を決めていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

標的とする遺伝子が決まったらマクロファージを様々な方法(腫瘍細胞と共培養、M2型を抑制する試薬等)により刺激し、性状の変化を観察していく。in vitroで明らかにマクロファージの変化が認められたものが確認されればマウスの異種移植腫瘍を作成し、試薬を投与して腫瘍組織におけるマクロファージの浸潤を観察していく予定である。

Causes of Carryover

様々な理由により一時期研究が中断されていた時期があったことから研究を延長することとなり次年度使用額が生じた。おもに物品費としての使用を予定している。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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