2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of pathophysiological implications of interneuron degeneration in frontotemporal dementia
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17K08280
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
築地 仁美 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (40455358)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 前頭側頭葉変性症 / 筋萎縮性側索硬化症 / 抑制性介在ニューロン |
Outline of Annual Research Achievements |
筋萎縮性側索硬化症ALSと前頭側頭葉変性症FTDでは、RNA結合タンパク質TDP-43が、核から細胞質へ移行し異常に蓄積する。しかしTDP-43の蓄積によりどの様な異常が起こり発症に至るのかは不明である。ヒトTDP-43を過剰に発現するトランスジェニックマウスを作製したところ、記憶障害などFTD様の病態を示したため、ヒトTDP-43の過剰発現はニューロンの変性に十分であることが判明した。さらに、加齢に伴って抑制性介在ニューロンが変性し死んでいくこと、このFTDモデルマウスではその変性死が加速することを見出した。これは、認知症の初期症状として知られているニューロンの過剰な興奮を説明できる可能性がある。抑制性介在ニューロンが変性する機構としては、TDP-43の過剰発現によりRfk遺伝子が上昇し、細胞死を引き起こしている可能性を見出した。
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