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2018 Fiscal Year Research-status Report

血管形成における新規ALK1シグナル下流因子の分子生物学・生化学的解析

Research Project

Project/Area Number 17K08298
Research InstitutionNational Cardiovascular Center Research Institute

Principal Investigator

久光 隆  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 客員研究員 (50327946)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 裕介  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (20562333) [Withdrawn]
中川 修  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (40283593) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords血管新生 / 内皮細胞 / ALK1受容体 / SGK1
Outline of Annual Research Achievements

血管は、個体発生初期の脈管形成とそれにつづく血管新生により構築され、その過程で内皮細胞は中心的な役割を担う。内皮細胞のBMP9・ALK1シグナル 伝達系は血管新生の初期過程に必須である。しかし、BMP9・ALK1シグナルがどのようにして血管形成に関わるのか、下流制御因子などシグナル経路の分子機構 は不明のままである。申請者らは、BMP9・ALK1シグナルにより発現制御を受ける下流因子を探索し、候補遺伝子としてSGK1を見いだした。そこで、血管新生期の内皮細胞におけるSGK1下流のリン酸化標的の同定を試みた。まず、恒常的活性化型SGK1を強制発現させた培養内皮細胞から、アフィニティ精製によりリン酸化タンパク質を分取し、対照細胞から得たそれとリン酸化タンパク質プロファイルの比較を行った。現在も解析中であり、実験系の確立ののちに遺伝子改変マウス胎仔をサンプルとする計画である。これらの知見は、ALK1シグナルの分子機構の理解につながり、ALK1欠損で起こる遺伝性血管疾患のオスラー病などの難病のみならず、血管新生制御を介した疾病治療の足がかりにもなる可能性がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

リン酸化タンパク質の純度と分取量の少なさから十分なシグナルが再現性良く得られない。効率を上げるための工夫を行っているところである。

Strategy for Future Research Activity

SGK1のリン酸化標的タンパク質の同定をモデル細胞系で確立し、遺伝子改変マウス胎仔を用いた胎生期におけるSGK1標的の同定を行う予定である。

Causes of Carryover

実験補助者の人件費に充当する必要が生じたため、物品費への支出を抑えた結果である。次年度はさらに、成果発表に使用する予定である。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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