2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a tool for analyzing the mechanism of action of resolvins based on the molecular structure of unsaturated fatty acids
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17K08360
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
福田 隼 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (30434450)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | レゾルビン / レゾルビンE2 / シクロプロパン / 標的タンパク / 分子プローブ / 炎症収束 / 不飽和脂肪酸 / 安定等価体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではレゾルビンの安定等価体に基づき、創薬研究に向けて生理活性多価不飽和脂肪酸の分子構造に着目して化学的プローブを用いた炎症収束脂質レゾルビン類の作用機序解析ツールを開発することとした。 平成30年度までに、レゾルビンE2の安定等価体であるシクロプロパンを導入したレゾルビンE2(CP-RvE2)の合成ユニット2つと新たに調製したアジドユニットを2回の薗頭カップリングを鍵反応として18-アジドプロポキシ-CP-RvE2を合成することに成功した。 平成31年度では20-アジドプロポキシ-CP-RvE2の合成を計画した。すなわち、別のグループの構造活性相関研究において20位をp-フルオロベンゼン環で置換したレゾルビンE1類縁体はレゾルビンE1と同等の生物活性を示すことから、CP-RvE2の20位からリンカーを伸長した20-アジドプロポキシ-CP-RvE2はレゾルビンE2の生物活性を維持し、その作用機序解析ツールとして期待される。 20-アジドプロポキシ-CP-RvE2は18-アジドプロポキシ-CP-RvE2の合成方法と同様にCP-RvE2の合成ユニット2つと新たに調製したアジドユニットを2回の薗頭カップリングを鍵反応として効率よく合成することに成功した。 今後、18-アジドプロポキシ-CP-RvE2も同様に合成した後に、これらの合成した化合物の抗炎症活性を評価し、生物活性を維持しているかを確認する予定である。
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Research Products
(20 results)