2018 Fiscal Year Research-status Report
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17K08870
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Research Institution | Kanagawa Prefectural Institute of Public Health |
Principal Investigator |
日紫喜 隆行 神奈川県衛生研究所, 微生物部, 主任研究員 (30535761)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | デングウイルス / 抗ウイルス化合物 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではケミカルバイオロジー的手法を用いてデングウイルス複製に関与する宿主因子を同定しウイルス複製制御機構を明らかにすることによって、新規抗ウイルス剤開発に繋がる基盤情報を得ることを目的としている。 今年度は昨年度の解析によって得た抗デングウイルス活性を有する候補化合物について、感染性ウイルスやレプリコン細胞を用いてさらに詳細な解析をおこなった。化合物の終濃度が10uMまで計8点の濃度について抗ウイルス活性解析ならびに細胞毒性試験をおこない、50%効果濃度(EC50)ならびに50%細胞毒性濃度(CC50)をそれぞれ算出した。その結果、抗ウイルス活性の強い化合物の絞り込みに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り抗デングウイルス化合物の絞り込みに成功し抗ウイルス活性の強い複数個の候補化合物を得た。
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Strategy for Future Research Activity |
得られた候補化合物について新たに別ロットの化合物を購入し、抗ウイルス活性解析および細胞毒性試験をおこない偽陽性を排除する。また、培養細胞上清中のウイルス力価だけでなく、細胞内のウイルスタンパク質の発現量についても解析をおこなう。
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Causes of Carryover |
解析に使用した各種抗体や化合物の反応性が期待を下回るものがあったため再購入する必要性が生じた。また、年度内に論文が受理されなかったことから計上していた論文掲載費を次年度使用することにした。
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Research Products
(5 results)