2018 Fiscal Year Research-status Report
臨床倫理コンサルテーション普及のための課題解決の確立
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17K08906
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
瀧本 禎之 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (00396699)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 臨床倫理 / 臨床倫理コンサルテーション / 臨床倫理教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
各医療機関における臨床倫理委員会および臨床倫理コンサルテーション活動を支援するための遠隔スーパーバイズのシステムを立ち上げるための、介入検証を実施した。当教室の臨床倫理に関するセミナーを受講したもののうち、実際に臨床倫理委員会もしくは臨床倫理コンサルテーションの活動を行なっている医療者を対象に、モニター参加者を募集した。結果、14施設がエントリーし、グループ(委員会)での参加が8施設、個人での登録が6施設であった。エントリー施設は、初回のスーパーバイズが、メールによるスーパーバイズ、ネット会議システムによるスーパーバイズに、それぞれ7施設づつに無作為に割り付けられた。施設は、エントリーされた施設は、6ヶ月間のモニター期間中、最低1ケース以上、メールおよびネット会議システムをそれぞれ利用してもらうこととした。利用者は、1回のみ利用した施設が3施設、2回利用した施設が5施設、3回利用した施設が2施設、登録したものの一度も利用しなかったのが4施設であった。最終的に、遠隔スーパーバイズ総利用件数は19件、うちメール10件、ネット会議システム9件の利用となった。各参加者には、利用前後にアンケート調査に解答してもらうこととし、スーパーバイザーはルーブリックによる評価を行ない、主観と客観的な面から、支援の効果を評価した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初期のリクルートでは参加施設が十分に集まらず、追加募集を行わなければならなかったことと、遠隔スーパーバイズの依頼も当初の期間では依頼が足りなかったために、期間を延長せざるを得なかったたため、これは、各医療機関で、臨床倫理委員会への依頼件数が年間数件程度あることから、モニター期間に適切な案件が発生しなかったことも原因と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、評価の結果を解析するとともに、解析結果をもとにシステムの改善を行い、恒常的な臨床倫理の支援システムのあり方を構築する予定である。また、臨床倫理コンサルテーションの参考資料の作成を行う予定である、
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Causes of Carryover |
最も研究費用を使用する、資料作成のための全国調査がまだ実施に至っていないため、次年度使用額が生じている
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