2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an analytical system for ROC/FROC observer study
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17K09062
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| Research Institution | Gifu University |
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Principal Investigator |
福岡 大輔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (60321436)
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2017-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | 医療福祉 / 画像診断 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
放射線技術の分野において，AI技術の導入などの画像解析技術の向上により，コンピュータ支援診断システムをはじめとする，さまざまな医用画像解析システムが，今後も多く導入されることが予想され，それらの評価手法として，観察者実験による評価が重要な要素となっている．
本研究課題では，実験計画者（ヒト）の先入観（バイアス）や，人的なミスが生じにくい信頼性の高い観察者実験を実現するための，観察者実験用の解析システムを開発し，その有用性の検証を行うことを目的としている．
本年度においては，前年度までに開発したビューワシステムから出力される読影実験の結果出力を，Webブラウザを介しオンライン上で，統計分析と評価を行うことができる分析システムを開発した．開発したシステムは，解析処理のバックエンドとして，Dev Chakrabortyらが開発したRJafrocをベースとした分析モデルと，日本放射線技術学会により開発された分析モデルの２つを採用し，MRMC（Multi-Reader Multi-Case）分析における分散分析を，容易な操作で実現できるオンラインツールとなっている．また，システムによる解析は，WebAPI（API：Application Programming Interface）として機能し，利用者側に対し双方向通信により情報提供でき，コンピュータ支援診断システムの性能評価や，システム開発時の評価として，広く利用可能なシステムとなった．ROC実験の実施から，解析結果の取得に至る一連の流れを，システム化することにより，先入観（バイアス）や人的ミスの低減につながる実験システムを構築することができた．
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