2019 Fiscal Year Research-status Report
Construction of quantitative evaluation system for breast cosmesis
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17K09064
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大谷 侑輝 大阪大学, 医学系研究科, 招へい研究員 (70462215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬尾 雄二 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00302000)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 放射線科学 / 放射線治療学 / 乳房温存術 / 乳癌 / 整容性 / 3Dスキャナ |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請課題では,非接触型の3Dスキャナを用いて,乳房の整容性を定量的に判定するシステム構築を目標としている.近年,乳癌に対して新しい放射線治療方法(加速乳房部分照射法や乳房再建後照射法など)が多く考案されている.各照射法の治療成績は,局所制御率,副作用発生率,整容性で評価される.整容性は乳房の美しさを意味し,女性にとって整容性が良いか否かは,治療法を選択する上で重要な情報になっている. 今年度で,目標の50症例の登録が完了となった.現在までに行ったことは下記の3つである.(1)放射線治療を受けた乳癌患者50症例の乳房の3Dデータを収集(2)3Dデータから乳房の左右差を数値評価(3)乳房の整容性を放射線治療医と患者本人で主観的に評価. 当初の予定では,放射線治療2年後まで整容性の評価を4回実施し、経時的変化も解析する予定であった.しかし,COVID-19の影響により,数名の方が受診を拒否されているため,データ解析項目を見直す予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究で使用している機器が故障し,数ヵ月間使用できなかったため.現在は,復旧している.
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Strategy for Future Research Activity |
さらに3Dデータの解析を進め,人間が評価する整容性に最も寄与する因子の解析を行う.
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により,学会が中止になったため.次年度が最終年度となるため,研究成果発表に使用する予定である.
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